松茸・まつたけ・マツタケの浅井商店

松茸の浅井商店3代目浅井一昭の
雑談です。 【 松茸の香りの話 】

「 香りがない・・・。」

たまにこんなコメントを頂きます。
最も恐れている言葉です。

ご存じない方もおられるかもしれませんが、松茸には大きく分けて『つぼみ』と『開き』があり、『開き』は松茸特有の非常に強い香りがします。
松茸シーズン後半は『開き』がほとんどで、店舗内はこの香りで溢れかえっています。
店舗に入ってくるなり「わ〜、すごい香り」そんな言葉が聞こえてきます。
(中で働いている皆は慣れてしまって、鼻がバカになっています・・・。)
基本的に『つぼみ』はそれほど香りがありません。(断言。)
食感を楽しむものだと思っております。

しかし、焼き物やご飯ものなどの料理にすると香りが愉しめます。
あと、松茸の発生する条件によっても香りは違ってきます。
雨の少ないシーズンで南向きの山で収穫される松茸は瑞々しさもなく香りがほとんどありません。

さらにとっておきの情報が、もしかすると皆さんが松茸の香料に慣らされてしまっているのかもしれません。(永谷園のお吸い物も然り)
きのこの産地で見かける路肩販売、松茸を売る車に近づく前からプンプン強い香りがしてきます。
また、ネット通販でも参考のために他社の松茸を購入したことがあるのですが、やはり箱を開ける前からプンプン強い香りがするので「開きかな?」と思って開けてみると『つぼみ』だった、なんてこともありました。
その松茸は香料スプレーのためか、ネチャッとして黒ずんでいました。
あと、「昔食べた松茸はもっと匂った」というコメントもいただきますが、それは初恋と同じでいい思い出が強調され記憶に残っているだけなのではと思います。
ちょっとは参考になったでしょうか?


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